ディーセント・ワーク

三度の飯より映画が好き。三度の飯を食える人権が好き。

備忘録「プーと大人になった僕」「MEG ザ・モンスター」「ウインド・リバー」感想

いや~ダメですね。もう前回の記事から1カ月以上じゃないか。9月はずっと体調悪かったのもありますが、それにしてもね。 

ひとまず駆け足で雑感だけ。


プーと大人になった僕

f:id:chiki_sasa:20181021111448j:plain

大変優れたファンタジー作品。空想は卒業の対象ではなく共存すべきもの、空想と共存できる人生は豊かである(金銭的にも)という結論は現代的で、ちゃんとプーを今やる意味があるものになっていたと思う。
イマジナリーフレンド喪失の物語だと、普通はイマジナリーフレンド側のプーたちがもうちょっと深刻な感じになるものだけど、とにかくプーなので超マイペース素っ頓狂すぎて全然暗い感じにならないのも良かった。
ぬいぐるみたちのCGはアニメーションで培ったディズニーの技術が大いに発揮されていて、ぬいぐるみたちの質感、動き表現のひとつひとつがとにかく丁寧でかわゆい。それだけで幸せな気持ちになるし飽きずに見ていられる。見終わって、ぬいぐるみちゅわんカワイイイイって感じだった。


MEG ザ・モンスター

f:id:chiki_sasa:20181021113026j:plain

なんで危険な職場に子どもを連れて行くんだとか、あの鮫はいきなり環境の違う海に出て大丈夫なのかとか、ツッコミどころ満載なのはジャンル映画の宿命なので良いとして、わりと見せ場不足じゃないかな。
鮫を1種類しか出さないなら、もっと溜めて溜めて‥‥出るか出るか~!???で引っ張る方が良いと思うし、あれだけ景気良く見せるなら鮫のバリエーション(数だけじゃなくて種類)がもうちょっと欲しかった。
でも、ワンコを大切にするところと、殺した鮫とセルフィ―撮るような奴は死ね!というメッセージには大変好感を持ちました。
あと、すごい余談な上にネタバレだけど、鮫やイルカの鳴き声は群れによって"言語"が違うと言われてるので、たぶんあの作戦は実際には無理。


ウインド・リバー

f:id:chiki_sasa:20181021113945j:plain

真面目な志で作られた誠実な作品で、ジェレミー・レナーの演技も非常に良い。脚本もよく出来ているし、演出も初監督作とは思えない巧みさで、とりあえず見て損はない。なんだけど、どうも私には今一つだった。
エリザベス・オルセン演じる刑事は「ファーゴ」のマージ並みにもっと活躍してほしかったし(それだと「ファーゴ」と似すぎるのかも知れないけど)、先住民差別の問題をメジャーな白人キャスト主演でやることのフォローも不十分だと思う。
MCUファンとしてはジェレミー・レナー×エリザベス・オルセンの組み合わせはどうしても「アベンジャーズ」の師弟関係を思い出してしまうので、こういう深刻な題材にこのキャスティングはどうなのかな。二人の演技そのものは良いんだけどね。